インターネット上で音声コンテンツを楽しめる「ポッドキャスト」。
音声コンテンツ市場の拡大を背景に、英米の大手新聞社では、音声番組の配信に力を入れていることが知られています(NYTやThe Gardianなど)。
日本の新聞社でも、ポッドキャストの配信に乗り出す社が増加。
特に2020年・2021年は、地方紙がポッドキャストをはじめる動きが目立ちました。
いま熱い「新聞社のポッドキャスト」について、各社の番組をまとめてみたいと思います。
目次
全国紙
記載できていない社がありましたら、お手数ですがご連絡いただけますと幸いです。
朝日新聞
株式会社朝日新聞社が昨年8月に主要ポッドキャストサービスへの配信を始めた「朝日新聞ポッドキャスト」は、2021年1月に累計100万DLを突破しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001046.000009214.html
朝日新聞ポッドキャストを聴くユーザーのうちの43.3%が、聴取後の記事閲覧頻度が増えたと回答した。デジタルメディアのポッドキャストが、新聞を読むきっかけとして有効であることがうかがえる。
https://www.asahi.com/corporate/info/14140168
日経新聞
音声プラットフォーム「Voicy」で配信中の「ながら日経」には、10万人超のフォロワーがいる。
また日経新聞は、「ながら日経」以外にも複数のチャンネルを開設している。
毎日新聞
産経新聞
スポーツ紙
東スポ
ブロック紙
東京新聞
中国新聞
西日本新聞
地方紙
神戸新聞
徳島新聞
長崎新聞
Webサイトビルダー「STUDIO」を用いた、リッチなランディングページが目を引く。
私たちの目的は、普段は新聞になじみのない若い世代を中心に、新聞の魅力や可能性を知ってもらうこと。
https://nnnshinbun.studio.site/
琉球新報
朝の時間帯(通勤時間帯)に合わせて、コンテンツを配信しているという特徴がある。
忙しい朝、新聞を読む時間のないあなたへ声の朝刊を届けます♪
https://ryukyushimpo.jp/special/podcast/okinawanews.html
沖縄タイムス
地方紙にとっては、地元のニュースを全国に発信できるメリットがある。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/716357
ポッドキャストの役割とは
新聞社が音声番組を配信することの意味はどこにあるのか、考えてみました。
ポッドキャストの役割
- 読者へのサービスとして(紙面に掲載しきれなかったコンテンツを活用し、付加価値を生む)
- 報道の可視化(取材の裏側を語るコンテンツなどが存在している)
- 今までリーチできなかった若い層にリーチする
- 読者のエンゲージメントを高める(「声」を通じて、記者個人を身近に感じてもらう)
- 報道への信頼性の回復(記者が何を考えて取材しているのか、読者に伝える)
未熟な考えではありますが、上記の価値を考えてみました。
皆さんの考えるポッドキャストの価値は何ですか?
ぜひ皆さんのご意見を聞かせていただけたら嬉しいです!
(いただいたご意見は、本欄に転載したいと思います)
参考
ポッドキャストへの思いが綴られた朝日新聞の記事です。
配信社については手動で調べているため、記載できていない社がありましたら申し訳ありません。その際は、お手数ですがご連絡いただけますと幸いです。追記いたします。